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7日、韓国・中央日報によると、韓国空軍が次世代戦闘機として40機を導入する予定の米ステルス戦闘機F-35ライトニング2に900以上の欠陥が発見された。米国議会所属の会計監査院が明らかにした。資料写真。
2018年6月7日、韓国・中央日報によると、韓国空軍が次世代戦闘機として40機を導入する予定の米ステルス戦闘機F-35ライトニング2に900以上の欠陥が発見された。米国議会所属の会計監査院(GAO)が5日(現地時刻)に明らかにした。
GAOが公開した報告書によると、1月現在でF-35には966カ所の技術的問題が発見されており、このうち180カ所は、来年の量産前までの改善が難しい。F-35は現在、問題点の洗い出しと、その改善を目的として少量生産しているという。
GAOは966カ所の欠陥を2種類に区分。1つは安全・保安などに関する欠陥であり、もう1つは正常任務完遂を遅延・制約する欠陥だ。安全・保安などに関する欠陥は111カ所あった。GAOが指摘した欠陥で代表的なのがヘルメット装着ディスプレイ(HMD)だ。F-35のHMDは真夜中に低高度を飛行する際に、暗視スコープで撮影した映像を表示し、操縦を支援するシステムが搭載されている。しかしGAOは、ディスプレイの欠陥により映像がよく見えないことを指摘。来年の量産までにHMDの欠陥を修正するよう要求している。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「もっとしっかり調査しないといけないんじゃないか」「こんな欠陥だらけの飛行機を導入しても大丈夫?」「ロシアの戦闘機を買った方がよかったりして」「返品なんてことにならないだろうか」「不良品を押し付けられる」など、F-35への不信の声が多く寄せられた。
その一方で「米国は間違っていることを正直に発表するから素晴らしい」と、不具合を発表した米国の姿勢を評価する意見もあった。(翻訳・編集/三田)
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