Record China 2012年5月15日(火) 11時39分
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7日夜、中国を拠点に活動する日本人俳優が“中国版ツイッター”で「日本で日本人に対して『中国を愛している』と言える」とした内容の発言が、現地ファンの大反響を呼んでいる。写真は12年1月、北京で行われた日中台の合同成人式。
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2012年5月7日夜、「僕が中国で『中国を愛している』と言ってもたいしたことじゃない。重要なのは、僕が日本で、日本の視聴者と日本の国民に向けて、同じことが言えるかどうか。僕はできる!」―中国を拠点に活動する日本人俳優の矢野浩二さんが、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトに書き込んだ発言が、現地ファンの大反響を呼んでいる。「愛国心とは何か?」という問題に対する中国の一般の人々の考えをフィルターを通さずに垣間見ることができて、日本人にも興味深い内容となっている。
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矢野さんは今月15日に放送される日本のフジテレビの特番「なかよしテレビ〜日中韓!ホンネで言いたい放題SP3」に日本代表団の一員として二度目の出演をする。日中韓三カ国の代表者たちがさまざまなお題に対して討論を繰り広げる番組だが、冒頭の発言はその収録時のことを指している。矢野さんは番組で、日本で活動する韓流タレントの反日感情に対して、エンタテインメントの世界にまで反日を持ち込むのは卑怯者だと言い切った。この発言が激烈な舌戦を呼んでしまった(本人談)というが、これに対する中国人の意見はおおむね、称賛の嵐だったようだ。
「コウジさん、ガンバッテ!!」「大好きだよ〜!」「応援しますよ!」彼の投稿に対して、熱烈なコメントが並ぶ。投稿からまだ24時間経たない8日夕方時点で、すでに380件もの声が届いた。中国で10年以上芸能活動を行ってきた彼に対する素直な称賛と、愛国心に対するニュートラルなコメントも多く、以下に代表的なものを紹介する。
「長年、異国でがんばって成果を残して。すごいです。その勇気に感服しました」。
「浩二くん、君は我々の日本人に対するイメージをある意味変えたよ」。
「中国を愛していると言い、日本がキライだと言わなければ、それが正しいよ」。
「そんなに気張らないで、気軽にね。自分自身をサンドバッグにするなよ」。
「ある場所で長く暮らせば情も湧いてくるというもの。中国を愛し日本を愛し、長沙を愛し大阪を愛する君の気持ちは正しいよ」。(※注:長沙(湖南省)は、矢野さんが長くレギュラーを務めるバラエティ番組「天天向上」を制作、放送するTV局がある。また、大阪は矢野さんの出身地)
「どの国も、どの民族にも、愛すべきところがある」。
「政治は政治、民間のこととは別だよ」
「もし私が彼と同じように祖国を離れ、日本に長く住んだとしたらやはり『日本を愛している』と言うだろう!色眼鏡で見る人は中国にも日本にもいるさ。歴史問題から互いに偏見が残っているのだとしたら、そんな生き方は疲れるだけ。自傷行為とも言えるよ」。
「『中国を愛す』、この言葉の持つ意味はすごく広い。我々が日本の清潔さや礼儀正しさを評価するということは、我々が中国人であることや、愛国心を持っていることとは別問題なんだ!歴史とは無関係!」
「中国の芸能人にも『日本が好きだ』と言える人物がいつ現れるだろう?そうしたら、真の友好が実現するのに。その時はきっと来るよ」。(翻訳・編集/愛玉)
■矢野浩二:9月6〜9日、北京の中国コンペンションセンターで開催される日中国交正常化40周年記念行事「日中交流博覧会WEEK’2012」に、実行委員の1人として参画する。
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