2012年5月7日、中国広播網によると、中国北京市で新郎が新婦を迎えに出向くのにヘリコプターを使用する試みが行われた。ヘリコプターを運航したのは北京首航直升機通用航空服務有限公司で、軍や航空局、空港など多方面に飛行許可を申請して実現した。

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使用されたヘリコプターはアエロスパシアル社のユーロコプター・エキュレイユ（AS350B2）。申請などの手数料も含め料金は5万元（約63万円）。飛行が許可されているのは市中心部からおよそ8km地点を走る環状道路「4環路」の外側で、3日前には軍に飛行実施を知らせる必要もある。

2011年10月には、河南省の青年がボーイング737−800機をチャーターし、同省鄭州市から重慶市へ花嫁を迎えに行くなど、結婚にあたり旅客機をチャーターする例は数年前からあったが、ヘリコプターを使用するのはこれが初めてだという。

ヘリコプターの個人利用は需要が高まっていると運航会社の責任者は話し、パイロットはいずれも免許を取得済みで十分な訓練も経ており、利用者には100万元（約1270万円）の保険もかけられるが、利用者には金銭面よりも安全面を心配する人が多いと話している。（翻訳・編集/岡田）