中国国内の水道水、規準クリアは50%=汚染、大都市で深刻―中国メディア

Record China    2012年5月9日(水) 17時15分

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8日、中国の水道水は様々な有機化合物や重金属イオンなどが水源に混入しており、安全基準の合格率はわずか50%程度だという。写真は11年8月、江西省瑞昌市で起きた水道水による集団中毒事件。

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2012年5月8日、中国網によれば、中国の水道水は様々な有機化合物や重金属イオンなどが水源に混入しており、安全基準の合格率がわずか50%程度であるほか、中国国内の水源は約半数が汚染されていると業界関係者が指摘している。

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調べによれば、中国都市部の給水管は全体的に品質が悪く、基準を満たさないパイプが多くを占め、漏水や破裂のほか二次汚染被害も発生しやすい状態となっているという。

また、中国全土の水道水処理施設4000カ所余りでは98%が旧来の処理方法をとっており、有機化合物や重金属イオンが除去しきれておらず、専門家は少なくとも20〜30%の水道水処理施設は早急により高いレベルの処理方法にする必要があるとしている。

現在、中国国内のすべての都市で水道水を直接飲むことはできず、煮沸することで有害な微生物はある程度は除去できるものの、残留した有機化合物や重金属イオンが体内に蓄積されると癌や畸形など突発的な異常が発生する恐れがあり、とくに北京や上海などの大都市では深刻な状況となっている。

2007年末に国家発展改革委員会や衛生部などが全国調査を行い、飲用水の合格率は83.4%であることを公表したが、2009年に住宅都市農村建設部が行った全国調査の統計データは未だ明らかにされていないという。(翻訳・編集/岡田)

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