給油車両にエンストが大量発生、「ガソリンに問題なし」と発表も補償に対応―江蘇省太倉市

Record China    2012年5月10日(木) 6時3分

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8日、江蘇省太倉市のガソリンスタンドで給油した車両にエンストなどの故障が多数発生したと報じられた。政府の検査部門はガソリンに異常なしと判断したが、石油卸元のペトロチャイナは給油者に対し、1件あたり3500元の賠償に応じることにした。写真はペトロチャイナのガソリンスタンド。

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2012年5月8日、中国・江蘇省太倉市のガソリンスタンドで給油した車両にエンストなどの故障が多数発生したと報じられた。政府の検査部門はガソリンに異常なしと発表したが、石油卸元のペトロチャイナ(中国石油天然気)は給油者に対し、1件につき3500元(約4万4000円)の賠償に応じることにした。中国経済網が伝えた。

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4月下旬以降、太倉市のガソリンスタンドで給油した車両に、エンストなどの故障が多数発生。深刻なケースでは、エキゾーストパイプが腐食したり、エンジンの交換が必要になったりした車両も見られた。

5月2日、太倉市政府は専門のチームを組織し、調査を開始。ペトロチャイナ系列のガソリンスタンド2店舗に問題があったことを突き止めた。問題のあったガソリンは4月24日から28日までに販売されたもので、ペトロチャイナは対象の車両に対し、洗浄や相応の部品交換に応じた。

故障の原因について、江蘇省産品質量検験研究院の検査担当者は、給油後、エキゾーストパイプに結晶体が付着し、そのためにエンストなどが発生したと推測。ガソリンに水やその他の液体が混入したためか、あるいは、誤ってガソリンにディーゼルオイルを混ぜたかどちらかだろうと話している。

一方、工商部門はサンプルのガソリンを国家公認の太倉検験検疫局総合技術サービスセンターへ送り、検査を実施。すべてのサンプルが国家基準に適合していたと発表した。ただし、関係者によると、サンプルのガソリンは4月29日に採取したもので、問題があったとされる24日から28日のものではなかったという。

5月6日、ペトロチャイナは「権威ある機構の検査によってガソリンに問題がないことは証明されたが、多くの車両に故障などが発生している状況を鑑み、補償することに決定した」と発表。現在までにすでに3000人以上が申し込みしているという。(翻訳・編集/HA)

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