90%の言語が消失の危険性、米専門家が指摘―英紙

Record China    2012年5月11日(金) 9時26分

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9日、これまで以上に環境保護を行わなければ21世紀末には全世界の50〜90%の言語が消失してしまう恐れがあると、米ペンシルベニア州立大学の研究者が警告している。写真は江蘇省蘇州市の説唱芸能「評弾」。

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2012年5月9日、英デイリー・メール紙によると、これまで以上に環境保護を行わなければ21世紀末には全世界の50〜90%の言語が消失してしまう恐れがあると、米ペンシルベニア州立大学の研究者が警告している。国際在線が伝えた。

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現在、全世界の言語の70%は生物多様性の高い地域に分布しているが、そうした地域の多くは環境悪化が深刻だという。ペンシルベニア州立大学の研究者が35カ所の地域を比較調査したところ、そうした地域は地球上の面積に占める割合が2.3%にすぎないものの、コケ類や藻類を除いた陸上植物の半数以上、脊椎動物の43%が集まっていることが明らかになった。

これらの地域には3202種類の言語が存在し、地球上の全言語の約半数を占めるが、多くは特定地域でのみ使用され、話者が減少の一途をたどっており、消失のふちにあることも判明した。

言語が失われればそれに関連する文化、地域の伝統や価値観も失われることになり、固有の言語や文化の代わりに工業化されたグローバル言語やグローバル文化が普及すると予測され、専門家は楽観できない状況にあると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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