「余計なプロジェクト」=マレーシア首相、中国資本の一部プロジェクトの中止示唆―中国メディア

Record China    2018年8月16日(木) 6時50分

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14日、観察者網は、「まもなく訪中するマレーシアのマハティール首相が、中国資本によるインフラプロジェクトの停止を改めて示唆した」と報じた。写真はマハティール首相。

2018年8月14日、観察者網は、「まもなく訪中するマレーシアのマハティール首相が、中国資本によるインフラプロジェクトの停止を改めて示唆した」と報じた。

中国外交部は13日、同首相が李克強(リー・カーチアン)首相の招待を受けて今月17日から21日まで首相再就任後初となる中国公式訪問を行うと発表した。これと同じ日に、マハティール首相はAP通信のインタビューに対し、中国資本による二つのインフラプロジェクトを中止もしくは棚上げすることを改めて示した。

同首相は5月と7月に、中国資本が参加する東海岸鉄道プロジェクト、エネルギーパイプラインプロジェクトの停止についてそれぞれ言及。メディアの取材に対して「余計なプロジェクト」「実行不可能」「可能であれば取り消したい」と語っている。

記事によると、訪中発表に先立つ今月1日、同首相は中国の王毅(ワン・イー)外相と会談し、小国の長期的な友好関係を強調するとともに、「一帯一路」構想への積極的な指示と参加を表明。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「両国関係に対する外部の疑念を払拭する目的があった」と報じる一方で、「同首相は訪中の機会を利用して中国資本によるプロジェクトの再協議を持ちかける」とも予測している。

観察者網は「一方で、同首相は両国関係を転覆させるようなことはしないとの見方がメディアやアナリストから出ている」と指摘。マレーシア戦略・国際問題研究所のシニアアナリストが「同首相の民族主義的立場とトランプ米大統領は外交政策上で予測が難しい。マレーシアも北京とのいい関係を維持しようと考えている」と分析したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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