Record China 2012年5月11日(金) 14時26分
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9日、香港紙・文匯報は中国とフィリピンが領有権を争っている南シナ海問題に関し、「中国に剣を抜かせるな、フィリピンは瀬戸際で思いとどまれ」と題した記事を掲載した。写真は浙江省の港に停泊する漁船。
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2012年5月9日、香港紙・文匯報は中国とフィリピンが領有権を争っている南シナ海問題に関し、「中国に剣を抜かせるな、フィリピンは瀬戸際で思いとどまれ」と題した記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。
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スカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権問題に関して、一部のメディアが「中国が最後通告を発した」と報道するなど、両国間の緊張が高まっている。同紙は、フィリピンが強硬な態度を続ける理由として、中国が軍事行動をとらないと認識していると推測。さらに、もう1つの大きな理由として、いざとなれば米国が頼りなるとフィリピンは誤解していると指摘した。
米国はすでにアジア回帰を宣言しており、フィリピンはこれを頼りに南シナ海で波風を起こし、問題を大きくしている。しかし、フィリピンは状況判断を誤っている。米国はフィリピンのために中国と開戦することはないだろう。なぜならば、米国の世界戦略の中において、フィリピンの地位は取るに足らない程度のものだからである。
米国にとってグローバルな観点からの問題には、北朝鮮とイランの核問題や中東問題などがある。さらに、今や米中関の戦略的な利益は多く、巨大になっている。従って、米国が自国の利益を犠牲にしてフィリピンのために戦うことは有り得ない。
中国は直接的な交渉や友好的な話し合いを通じて問題を処理したいと考えているが、フィリピンは中国の善意を取り違えている。今回の事件について、戦術的な面から考えると、フィリピンは第一撃をすでに放ち、中国の主権と領土を犯し、中国漁民の合法的な権益を侵害している。
同紙は「中国は今まさに準備を終え、剣を抜こうとしている。フィリピン当局は瀬戸際で思いとどまり、火遊びは止めるべきである」と忠告している。(翻訳・編集/HA)
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