最高の知力の持ち主は中国の高校生?OECD学習到達度調査で抜群の成績を収める―英メディア

Record China    2012年5月14日(月) 19時7分

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8日、英BBCは「中国:世界で最も聡明な国?」という報道で、国際的な生徒の学習到達度調査(PISA)における中国の成績が「ずば抜けている」と報じた。写真は中国の授業風景。

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2012年5月8日、英BBCは「中国:世界で最も聡明な国?」という報道で、学習到達度調査(PISA)における中国の成績が「ずば抜けている」と報じた。

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PISAはOECD(経済開発機構)が3年に一回、15歳の生徒の読解力、数学、科学に関する能力を調査するもの。テストの結果は中国の教育制度が多くの西側国家を超えていることを示しており、中国の政治経済の成長に強い関心を抱く人々にとって、この国がどうやって次世代を担う人材を育成しているかを知る手掛かりとなっている。

2009年のPISAでは上海が首位となった。成績は明らかにされていないが、他地域の生徒も優秀な成績を収めており、厳しい条件の中で成功を勝ち取る驚異的な「適応力」が見られたという。

中国では、成功へのカギは教育にあるという考えが根強い。貧しい学生であっても、他国がうらやむような好成績を上げており、教育に力を入れる中国の社会状況を表しているとみられている。

「学校で良い成績を取れるのはなぜ?」という質問に対し、各国の生徒の回答は大きく異なる。北米の生徒は「生まれつき数学の才能があるから」「生まれつきこの方面の才能がないから」と、運を理由にすることが多い。ヨーロッパでは、「父親が配管工だから、自分も配管工をする」と、「社会的遺伝」に基づいた回答をする。一方中国では、90%以上の生徒が「全力を尽くすかどうかにかかっている。一生懸命勉強すれば成功できる」と回答する。彼らは責任を受け入れ、困難を克服する覚悟を持っている。自分自身を「運命の主人」として、決して制度のせいにすることはない。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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