鉱物資源対外依存度、石油と鉄鉱石が56%に―中国

Record China    2012年5月14日(月) 13時51分

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11日、中国の大口鉱物商品の対外依存度が過去最高水準となったことが分かった。うち石油、鉄鉱石の対外依存度は56%以上に達した。写真は北京のガソリンスタンド。

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2012年5月11日、新華網によると、10日に発表された「2011中国国土資源公報」から、中国の大口鉱物商品の対外依存度が過去最高水準となったことが分かった。うち石油、鉄鉱石の対外依存度は56%以上に達した。人民網日本語版が伝えた。

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同公報によると、2011年の主要鉱物の生産量は全体的に増加を維持し、供給能力が増強されたが、大口鉱物商品の需要と供給のバランスが乱れている。2011年、中国の鉱物対外貿易輸出入総額は9571億ドルに達し、前年比34.3%増となった。うち輸入額は34.5%増、輸出額は33.9%増となった。原油、石炭、鉄鉱石、ボーキサイト、マンガン、クロム鉄鉱、ニッケルなどの鉱物の輸入量は、前年比でそれぞれ増加した。特に石炭は2009年に輸入が輸出を上回り、2011年の輸入量は前年比20.3%増の2億2228万トンに達した。石油の対外依存度は56.7%、鉄鉱石は56.4%に達した。

同公報によると、地質調査・鉱山開発は2011年に国家戦略として位置づけられた。地質調査に対する投資が持続的に増加し、通年の投資総額は前年比6.7%増の1092億3000万元(約1兆4200億円)に達した。大部分の主要鉱物の発見埋蔵量は増加を維持している。中でもエネルギー鉱物資源の発見埋蔵量が増加し、特に炭層ガスの資源量は72.0%増となった。鉄、アルミ、鉛、ニッケルなどの鉱物の資源量もそれぞれ10%以上増加した。金、銀、銅などの鉱物資源の資源量もそれぞれ増加した。

同公報は、「鉱物資源の調査と開発が強化され、供給能力が高まっている。しかし国内大口鉱物商品のみの供給では、急成長する消費需要を満たせず、対外依存度は高位を維持した。鉱物資源の安全性にリスクが存在し、資源確保の強化が待たれる」とまとめた。(編集/TF)

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