Record China 2018年6月13日(水) 12時30分
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12日、韓国・聯合ニュースは、米朝首脳会談の陰で大活躍したある「人物」について報じた。
2018年6月12日、韓国・聯合ニュースは、米朝首脳会談の陰で大活躍したある「人物」について報じた。
記事が注目したのは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の唯一の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長。シンガポールのカペラ・ホテルで開かれた米朝首脳による共同合意文の署名式では、金委員長のそばに立ってペンのキャップをとり、合意文を開くなど兄を助けた。この前に開かれた昼食会にも参加して「世紀の核談判」に挑む金委員長をサポートしていたという。一方、米国側はこの役割をマイク・ポンペオ国務長官が担当した。
記事はまた、北朝鮮のロイヤルファミリーの一員である金与正党第1副部長について「金正恩委員長の最側近として誰よりも率直にコミュニケーションをとれる『メッセンジャー』」と伝えている。
北朝鮮メディアで初めて実名が出たのは14年3月で、第13期最高人民会議代議員選挙投票所で金委員長に随行。2年後に開かれた党中央委員会第7期1回総会で党中央委員に名を連ねた後、昨年10月には党第2回総会で北朝鮮権力の核心である政治局候補委員にも入った。
国際外交の舞台に初めて登場したのは、今年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪の高官級代表団で韓国を訪問した時。特使資格で文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会い、金委員長の親書や公式訪朝招請の意思を伝えるなど南北首脳の会談を取り持ったそうだ。その後も南北首脳会談や中朝首脳会談など主要行事に現れるなど、今年に入り朝鮮半島の非核化と平和定着に向けた北朝鮮指導部の行動に欠かさず姿を見せている。
なお金委員長は文大統領との初会談の際、自身の妹について「今後、南北関係で重要な役割を果たすだろう」と述べたとのこと。
これを受け、韓国のネットユーザーからは「与正秘書お疲れさまです。これからも頑張って」「秘書というよりナンバー2の権力」「勇敢な兄と妹」「派手でもなく、目立ちもせず、柔かく笑っているけど、仕事ぶりは米国務長官を相手にするほどすごいようだ」「金与正は北朝鮮のハト派(=穏健派)のようだ。もっと活躍してほしい」「韓国ではスター級」など、金与正党第1副部長関連のさまざまなコメントが寄せられる中、「腹違いという理由で無残に亡くなった金正男(キム・ジョンナム)が思い出される」との声も上がった。(翻訳・編集/松村)
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