台湾発“抗日映画”「セデック・バレ」中国で思わぬ不調!テーマ重すぎ?―中国

Record China    2012年5月15日(火) 20時9分

拡大

14日、歴史上の抗日事件を描く台湾映画「セデック・バレ」が、中国公開で思わぬ苦戦を強いられている。

(1 / 8 枚)

2012年5月14日、歴史上の抗日事件を描く台湾映画「セデック・バレ」が、中国公開で思わぬ苦戦を強いられている。捜狐網が伝えた。

その他の写真

1930年に台湾中部で発生した、原住民・セデック族による抗日蜂起「霧社事件」を描く話題作。台湾映画史上最高のヒット(当時)を飛ばした2008年の映画「海角七号/君想う、国境の南」を世に送り出したウェイ・ダーション(魏徳聖)監督の作品で、昨年に地元・台湾で上映されると興行成績が「海角七号」を上回り、8億8000万台湾ドル(約24億円)を叩き出した。

中国では今月10日から、各地の映画館で封切られた。台湾で上映された4時間半のオリジナル版に対し、中国では154分にカットされた縮小版を公開。衝撃的な作品テーマや、台湾での大ヒット作という触れ込みで前評判は上々だったが、ふたを開けてみると初日の興行成績は400万元(約5000万円)どまり。その後も伸び悩み、苦戦を強いられている。

「セデック・バレ」の思わぬ不調について、中国メディアはその理由を「まず、上映時間が長すぎる」と指摘。さらに、台湾の抗日事件という内容に関心が薄いこと、人気スター不在のキャスト、台湾原住民の歴史について認知度が低いなど、様々な原因が伝えられる。

莫大な製作費を注ぎ込み、コスト回収には中国市場が頼みの綱だっただけに、不調は手痛い反応だ。映画館の経営側からは、「観客は楽しさを求めて映画館に足を運ぶが、同作のテーマは重すぎる」との声も聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携