10%の富裕世帯所得、社会全体の所得の57%占める―中国

Record China    2012年5月15日(火) 15時20分

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13日、中国の一般世帯における経済状況をまとめた初の報告書が発表され、都市と農村の格差や特定層への富の集中が浮き彫りになった。写真は北京の高級ブランド店。

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2012年5月13日、西南財経大学中国家庭金融調査・研究センターが中国国内の一般世帯における経済状況をまとめた初の報告書「中国家庭金融調査報告」を発表した。都市と農村の格差や特定層への富の集中が浮き彫りになった。中国経済網が伝えた。

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報告書によると、2011年8月までの時点で中国の一般世帯の資産平均は121万6900元(約1521万円)で、都市部は平均247万6000元(約3095万円)、農村部は平均37万7000元(約471万円)。年平均可処分所得は5万1569元(約64万円)で、都市部が7万876元(約88万円)、農村部が2万2278元(約27万円)だった。

また、金融資産は平均6万3800元(約80万円)で、うち都市部は平均11万2000元(約140万円)だが、農村部は平均3万1000元(約39万円)で、都市部と農村部の間での格差が大きいことが明確となった。

また、年間の可処分所得が100万元(約1250万円)を超える世帯の割合は0.5%で、およそ150万世帯が該当することが判明。世帯所得が最も高い10%が社会全体の総所得の57%を占めており、富の集中が進んでいることも明らかとなった。(翻訳・編集/岡田)

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