中国の農業経済レベル、米国に100年の遅れ―中国科学院

Record China    2012年5月16日(水) 6時6分

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13日、中国の農業分野の現代化(近代化)は2008年の時点で米国と比べて100年も遅れており、中国経済の大きな欠点となっている。写真は山東省の農家。

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2012年5月13日、新京報によると、中国科学院中国現代化研究センターは12日、最新の研究成果をまとめた報告書「中国現代化報告2012:農業現代化研究」を発表、農業分野の現代化(近代化)は2008年の時点で米国と比べて100年も遅れており、中国の大きな欠点となっていると指摘した。

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同センターの何伝啓(ホー・チュアンチー)主任によると、中国における農業の現代化が始まったのは1880年頃のことで、先進国よりも100年ほど遅い。そして現在、農業生産率は米国は中国の90倍、日本やフランスは100倍以上となっており、ブラジルも中国より高いという。

また、農業の発達レベルも英国と比べると150年余りの差があり、米国とは108年、韓国とも36年もの差があり、2008年の時点で中国の農業経済レベルは米国よりも約100年立ち後れており、中国の農業労働生産率は工業労働生産率よりも10倍低く、農業の現代化率は国全体の現代化レベルよりも10%低い。

報告書はさらに、今後40年間で2億8000万人の農民を都市部へ移転させる必要に迫られ、農業労働力の総数は3億1000万人から3100万人にまで減少すると予測している。そのため、専門家からは現在の戸籍制度を段階的に撤廃すべきだとの意見が出ている。(翻訳・編集/岡田)

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