Record China 2012年5月16日(水) 19時13分
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11日、中国・環球時報(電子版)が開設している掲示板で、中国在住9年の韓国人による投稿が注目を集めている。彼が生活するのは、北京市内の韓国人街・五道口。ここは見た目とは裏腹に、韓国人と地元住民の中国人が、交わらない平行線の上を生きている。
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2012年5月11日、中国・環球時報(電子版)が開設している掲示板で、中国在住9年の韓国人による投稿が注目を集めている。彼が生活するのは、北京市内の韓国人街・五道口。ここは中国語教育に定評のある北京語言大学をはじめ、多数の高等教育機関が集中しているため、多くの韓国人留学生が集まっている。一帯の商業的繁栄を担っているのが彼らだ。しかし、見た目とは裏腹に、韓国人と地元住民の中国人は、交わらない平行線の上を生きている。
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2003年に渡中した筆者は、留学時代を経て社会人となった今もこの五道口地区に住んでいる。夜になるとこの一帯のバーやカフェ、レストラン、コンビニエンスストアなどは韓国人でいっぱいになる。韓国料理のレストランや韓国系のスーパーマーケットも多く、いずれの店内にもハングル文字があふれ、K−POPが流れているのも日常的だ。ここでは、外食と言えば韓国風の焼肉といってもいいほど、韓国文化が広く浸透している。
しかし、よく観察してみると、学校や職場を抜きにした生活圏内において、韓国人と中国人は決して交わらない平行線上を歩いているかのようだ。同じスーパーマーケットで買い物をしても、同じレストランで食事をしても、両者が交わる機会などほとんどない。むしろ、誤解が増す側面すらある。
同じ地域で生活していると、相手の欠点がよりクリアに見えるものだろう。中国人から見た韓国人は声が大きい、すぐ群れる、酒飲みといったところか。逆に韓国人から見た中国人はルールを守らない、不衛生、小ずるいといったイメージだ。互いの欠点はよく目につくのに、交流の機会がないために、相手にそれを指摘することもない。よって、両者の摩擦はエスカレートし、誤解は増える一方だ。
この小さな地区に、中韓両国の友好問題の縮図が見える。道行く人の7割が若者で、教育水準も高く、文化的なムードが漂う学園地区。各教育機関が、思想もまだ柔軟な若者たちに対し、建設的かつ意義ある文化交流の機会を設けることができれば、この小さな試みが両国民の先入観を取り払い、互いを受け入れる姿勢を形成する踏み台となりうるのではないかと筆者は考えている。 (翻訳・編集/愛玉)
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