Record China 2012年5月15日(火) 19時57分
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13日、カナダの留学生が北京市懐柔区にある万里の長城「箭扣長城」から滑り落ちたが、命に別条はなかった。写真は箭扣長城。
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2012年5月15日、北京日報によると、13日午前3時ごろ、北京市懐柔区にある万里の長城「箭扣長城」に懐中電灯を持って捜索する消防隊8人の姿があった。真っ暗な森林の中、ヘッドライトをして担架を抱えた8人から、「いたいた!」という声が上がると、けが人が出て立往生していた留学生のキャンプグループは安堵の表情を浮かべた。人民網日本語版が伝えた。
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清華大学、北京外国語大学などの留学生約40人からなるキャンプグループの一人が消防隊員に伝えたところによると、同グループは12日午後、万里の頂上の西部に当たる「西柵子村」から入山し登っていた。そして、夜の間に万里の長城の近くまで到達し、一夜を過ごすためにキャンプを張ったが、カナダ人留学生の一人が誤って滑り落ち、意識不明に。通報して助けを求めたという。
駆け付けた消防隊員は容体を調べ、同留学生の命に別条はないことを確認。全身を固定できるエアー担架に載せて下山した。
下山といっても、木々が密集するなど大自然がそのまま残り、険しい山が続く箭扣長城から、けが人を抱えながら下山するのはまさに至難の業。一部の城壁がすでに崩れている山道の片側には深さ10メートル以上の塹壕が巡り、道筋も定かでないでこぼこの狭い道を行かなければならない。担架を抱えた消防隊員たちは一歩一歩慎重に足を進め、道幅わずか十数センチの所に差し掛かった時には、前後の隊員がロープを引っ張って保護しながら、担架を山側に傾けて進んだ。そして、1時間20分に及ぶ死闘の末、なんとか下山に成功。けがをした留学生はそのまま救急車で近くの病院に運ばれた。(編集/TF)
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