フィリピン高官が近く訪中、バナナ問題の解決図る―中国メディア

Record China    2012年5月18日(金) 5時21分

拡大

16日、中国がフィリピン産バナナに対する検疫を強化したことを受け、フィリピン農業省が近く担当官を中国に派遣することが分かった。写真は03年3月、上海で開催されたフィリピン貿易展覧会。

(1 / 8 枚)

2012年5月16日、フィリピン紙マニラ・ブレティンによると、中国がフィリピン産バナナに対する検疫を強化したことを受け、フィリピン農業省が近く担当官を中国に派遣する。海南省のニュースサイト・南海網が伝えた。

その他の写真

中国はフィリピン産バナナに対し、今年3月から新基準による検疫を実施。それにより多くのバナナが中国の港で足止めされて傷んでしまい、これまでの損害額は累計で約10億フィリピンペソ(約18億7000万円)に上る。フィリピン国内ではバナナの輸出業者が政府に対して不満を募らせている。

こうした現状を受け、フィリピン農業省は近く担当官を中国に派遣し、中国側の検疫基準を確認する。フィリピンのグレゴリー・ドミンゴ貿易産業大臣は14日、「中国が検疫を強化したことで、バナナの輸出量が急減している」としたが、「影響は一時的なもの」と楽観的な見方を示した。

南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権問題をめぐり、対立を続けるフィリピンに対する制裁措置とみられるが、同大臣は「全く別問題だと認識している」と否定、「単なる技術的な問題。専門知識を持つ担当官らを派遣するのもそのせいだ」と述べた。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携