3500億円密輸した男に無期懲役=90年代最大の密輸事件1審判決―中国

Record China    2012年5月18日(金) 13時32分

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18日、中国・アモイ市中級裁判所は、90年代最大の密輸事件の主犯である頼昌星被告に対し、無期懲役の1審判決を言い渡した。写真は頼被告。

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2012年5月18日、中国・アモイ市中級裁判所は、90年代最大の密輸事件の主犯である頼昌星(ライ・チャンシン)被告に対し、無期懲役の1審判決を言い渡した。新華社通信が伝えた。

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頼被告は1991年に香港やアモイなどで会社を立ち上げ、1995〜1999年にわたり組織ぐるみで密輸を行った。密輸されたのはたばこや自動車、石油に化学工業用の原料と多岐にわたり、その密輸総額は約273億9500万元(約3497億円)に上った。

さらに頼被告の背後には党幹部や高級官僚など多くの権力者がおり、密輸に加担していた。1999年に事件が発覚すると、頼被告はカナダへ逃亡。カナダに難民申請をし、最後まで受理されることはなかったものの、身柄が引き渡されるまでに12年の月日が費やされた。

2011年中国に身柄を引き渡された頼被告の裁判は、2012年4月から開始された。このたびの裁判で頼被告は、密輸罪と贈賄罪の罪に問われ、全財産の差し押さえと無期懲役の1審判決を言い渡された。(翻訳・編集/内山)

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