2012年5月19日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ（中国語版サイト）によると、中国の盲目の人権活動家、陳光誠（チェン・グアンチョン）氏と妻子3人が同日、北京発のユナイテッド航空で米ニューヨークへ向かった。陳氏は出発前、北京首都国際空港で同放送の取材に応え「米大使館員によると米外交官2名が同行し、ニューヨーク大関係者が迎えにきてくれる」と語った。

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陳氏はニューヨーク大に客員研究員として迎えられ、新たな環境のもとで新生活をスタートさせる。陳氏によると、同大法学院のコーエン教授に同日電話で「学校側はすでに準備を整え到着を待っている」と伝えられたという。

陳氏は同日、けがの治療のため入院していた北京市の朝陽医院を出発。すでに故郷の山東省東師古村の親類には別れを告げてきたといい、「母はわれわれの安全を心配している」と語った。また、入院先の病院では家族が医師や看護師たちと良い関係で過ごしたため、「子どもたち2人は離れたくないようだった」と話した。さらに、「今後は帰国できなくなるのでは」との質問には、「必要な時には必ず中国に戻ってくる」と述べた。（翻訳・編集/AA）