2012年5月21日、中国の電子商取引大手アリババ・グループと米ヤフーは共同声明で、アリババが自社発行済み株式の20％を現金63億ドル（約5000億円）と新たに発行される優先株最大8億ドルで、ヤフーから買い戻すことで合意したと発表した。騰訊科技が伝えた。

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ヤフーが保有する残りの株式20％についても、アリババが新規株主公開（IPO）を行った場合、その半分を同社がIPO実施の際にヤフーから買い戻す権利を有する。取引終了後はヤフーとソフトバンクの出資比率は50％以下に引き下がり、3社の比率は2：1：1（＝アリババ、ヤフー、ソフトバンク）となる。両者はアリババの評価額を350億ドルと算出した。

アリババ側は「ヤフーからの株式買い戻しとB2B部門の民営化は別問題だと考えている」とし、「IPOに関する具体的なタイムスケジュールはまだない」と強調した。アリババはヤフーに特許使用料として一括で5億5000万ドルを支払うという。（翻訳・編集/NN）