<続報>傍若無人のロシア人演奏家、楽団が除名処分を発表―北京交響楽団

Record China    2012年5月22日(火) 13時26分

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21日、北京の交響楽団に所属するロシア人主席チェロ奏者ヴェデルニコフ氏が、旅行中の列車内で引き起こした迷惑行為を受け同楽団は、著しく楽団の名誉を傷つけたとして、同奏者の除名を発表した。写真はヴェデルニコフ氏。

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2012年5月21日、北京の交響楽団に所属するロシア人主席チェロ奏者が、旅行中の列車内で引き起こした迷惑行為を受け同楽団は、著しく楽団の名誉を傷つけたとして、同奏者の除名を発表した。人民日報(電子版)が伝えた。

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14日夜、中国の瀋陽から北京に向かう高速列車内で、外国人男性が裸足の両足を前の座席の頭部辺りに投げ出し、その座席に座っていた女性とトラブルを起こした。女性の注意や乗務員の仲裁にも耳を傾ける気配がなく、それどころか、中国語で挑発や罵声(ばせい)を浴びせた。さらに女性客が、持っていた新聞紙で外国人男性の足をたたくと、ニヤニヤしながら「気持ちいいね、もっとやって」と返した。

収拾がつかなくなった事態に、ついには鉄道警察が駆り出されたが、男性は「何のことか分からない」としらを切った上、あっさりと自分が北京交響楽団の主席チェロ奏者、オレグ・ヴェデルニコフ(Oleg Vedernikov)だと名乗った。しかし一連の様子はビデオに収められ、動画投稿サイトに掲載されたことで騒ぎは大きくなった。

楽団によると、この男性は確かに北京交響楽団に10年近く在籍する奏者。1966年に旧ソ連で生まれ、世界各国で演奏経験やコンテスト入賞経験があり、CDも多数出している。普段はとても紳士的だという。

16日、ヴェデルニコフ氏はインターネット上の動画を通じてロシア語で謝罪したが、楽団は事態を重く受け止め、ヴェデルニコフ氏の除名を決断した。(翻訳・編集/内山)

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