食用油の原材料に工業用油、大手製油会社がリコール命じられる―雲南省昆明市

Record China    2012年5月23日(水) 7時9分

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21日、中国雲南省昆明市の大手製油会社が食用と称して販売していた油が工業用油を原材料としていたことが判明し、商品の回収が命じられた。写真は江蘇省南京市のスーパーで売られている食用油。

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2012年5月21日、中国雲南省昆明市の大手製油会社が食用と称して販売していた油が工業用油を原材料としていたことが判明し、商品の回収が命じられた。22日付で中国経済網が伝えた。

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昆明市が実施した食の安全に関する特別取り締まり活動で発覚した。問題を起こした雲南豊瑞油脂有限公司は「緑色食品(安全食品)」「無公害食品」などと呼ばれる西南地方最大の製油会社。優良企業の不祥事に関係者は困惑を隠せない。今のところ、詳しい手口などは分かっていない。

問題の商品は「吉象」ブランドの食用油で、雲南省内に広く流通していた。すでに回収命令が下っている。「吉象」ブランドは雲南省を代表する著名ブランドとして知られていた。工業用油を原材料とした理由について、記事は価格の安さを挙げている。工業用油は食用油のおよそ5分の1。原材料を安く済ませれば、それだけ利益が多くなる。

同社はリコール広告で今回の件について、「違法行為と正面から向き合っていく。2度と同じことを繰り返さないように」とコメント。同社の副社長は、「原材料の仕入れは厳重に行っている。製造から販売まで厳しい検査を3度も行っている。どの過程に問題があったのか全く分からない」と話している。(翻訳・編集/NN)

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