中国商人は「ハゲタカ」、繊維製品の違法取引で100人近くを逮捕―ナイジェリア

Record China    2012年5月25日(金) 11時31分

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22日、ナイジェリア北部カノ州の商業都市カノ市で、中国人商人45人が逮捕された。写真はナイジェリア。

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2012年5月22日、ナイジェリア北部カノ州の商業都市カノ市で、中国人商人45人が逮捕された。24日付で人民日報が伝えた。

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同国移民局が全国規模で実施した不法滞在・就労者の集中取り締まりで、「繊維製品の違法取引に従事した」ことを理由に逮捕された。同日、カノやラゴス州など各地で合わせて100人近くの中国人が逮捕された。カノ市には同国最大の繊維製品市場があり、ブルキナファソ、ニジェール、チャドなど隣国から仕入れ業者も頻繁に訪れる。その中で中国人の店も100軒を超えていた。同国では「海外から繊維製品を輸入してはならない」と法律で定められている。

移民局は中国人商人を「『ハゲタカ』と同じだ。少しでも空いているスペースがあればすぐに入り込み、ナイジェリア人の就業機会を奪っている」と激しく非難する一方で、今回の集中取り締まりは中国人に向けたものではないとした。今後も各地で外国人による違法取引の取り締まりを続けるという。

1990年代以降、中国・ナイジェリア間の貿易はうなぎのぼりで増えており、人の往来も緊密さを増している。統計によると、同国に滞在中の中国人は約2万人。アフリカ全体では約20万人に達すると推計されている。一連の逮捕劇を受け、在ナイジェリア中国大使館と在ラゴス中国総領事館は、同国の外務省や移民局など関連機関に対し、厳正な申し入れを行った。(翻訳・編集/NN)

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