中国の共同購入サイト、次々に倒産―米華字メディア

Record China    2012年5月27日(日) 12時51分

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23日、かつて注目を集め成長著しかった中国の共同購入サイトが次々に倒産している。業務形態を変えて生き残りを図ろうとするサイトもあるという。写真は共同購入サイトを利用する中国の消費者。

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2012年5月21日、米華字メディア・世界新聞網によると、かつて注目を集め成長著しかった中国の共同購入サイトが次々に倒産している。経営難により2011年からすでに倒産が相次いでいたが、中には業務形態を変えて生き残りを図ろうとするサイトもあるという。23日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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3月期に売上額が上位10位だったサイトのうち、2位だった「窩窩団」はすでに共同購入よりもライフサービス系のショッピングモールの運営に力を入れていくことを明らかにしている。それよりも早い時期に業務形態の転換を表明した「把手網」は共同購入ビジネスからはすでに撤退し、B2C(企業から消費者への電子商取引)を2011年からスタートさせた。

他の共同購入サイトも次々にB2Cやネットサービスなどに業務を変えつつあり、上位10位内のサイトで共同購入ビジネスに頼って経営し続けているのはわずか4社となっている。2011年には5000社以上あった共同購入サイトは、2012年3月の時点で3269社にまで減少。3月に倒産したサイトは357社で、2時間に1社倒産していることになる。

起業を支援している創新工場(イノベーションワークス)の李開復(リー・カイフー)CEOは以前、中国の共同購入サイト5000社のうち99%は消え去るだろうと予測し、窩窩団の広報担当責任者・楊国強(ヤン・グオチアン)氏も「純粋な共同購入ビジネスは頭打ちだ」としていた。

また、今月9日には大手共同購入サイト・団宝網の任春雷(レン・チュンレイ)CEOが融資に失敗、破産したことを明らかにし、業界の先行きに影を落としている。(翻訳・編集/岡田)

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