Record China 2012年5月30日(水) 23時37分
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29日、中国広播網は記事「内モンゴル自治区シリンゴル盟正藍旗の砂嵐日数、10年で3倍に=北京・天津の環境の脅威に」を掲載した。河川が断流し、砂漠が次第に広がっている。写真は正藍旗。
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2012年5月29日、中国広播網は記事「内モンゴル自治区シリンゴル盟正藍旗の砂嵐日数、10年で3倍に=北京・天津の環境の脅威に」を掲載した。
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28日、内モンゴル自治区の閃電河が枯れたとのニュースが注目を集めた。この20年間、正藍旗南部の湿原を流れる閃電河の水量は年々減少している。さらに上流のダム、水上娯楽施設の建設が追い打ちとなった。
問題は河川の断流だけではない。水量の減少に反比例するように砂嵐の発生日数が増加している。2008年は9日間。10年前の3倍となった。正藍旗北部の砂漠は北京、天津に降り注ぐ砂じんの発生源だが、今、その砂漠が南下しつつあるという。
また地下水の水位が下がりかつては3〜5メートルも掘れば水が湧いたのが、今では20メートルも掘らないと井戸として使えないという。牧草の生産量も半減し、遊牧民の暮らしに支障が生じている。
河川と湿地、そして草原を甦らせるためには、草原の植生を回復させ、ダム建設でいびつになった水量管理を改善するしかないと専門家は指摘している。(翻訳・編集/KT)
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