中国ナンバーワン涼茶の商標権めぐる争い、裁判へ=中国もブランドの価値に目覚める―SP紙

Record China    2012年5月31日(木) 9時33分

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28日、シンガポール英字紙ストレーツ・タイムズは記事「中国・涼茶の嵐」を掲載した。iPad問題など今年は中国の商標関連の事件が注目を集めている。写真は缶入りと紙パック、2種類の王老吉。

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2012年5月28日、シンガポール英字紙ストレーツ・タイムズは記事「中国・涼茶の嵐」を掲載した。29日、環球時報が伝えた。

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中国の涼茶市場のトップブランド・王老吉。2011年の売り上げは180億元(約2300億円)、シェア70%を誇る。この王老吉ブランドをめぐる商標争いが話題となっている。缶タイプの王老吉を販売していたのは香港・加多宝集団だが、商標は広州医薬集団(独自に紙パック入りの王老吉を販売)からライセンスされていた。

ところがライセンス延長契約に際し、加多宝集団が当時の経営者に賄賂を送っていたことが発覚した。広州医薬集団は無効な契約だと主張し裁判沙汰に。先日、広州医薬集団の訴えが認められ、加多宝集団は商品名を変更することを余儀なくされた。従来と同じ外見の王老吉は、広州医薬集団から販売される。

今年、中国ではiPad問題など商標に注目が集まっている。ストレーツ・タイムズは安さだけで競争してきた中国企業がついにブランドに目覚めた証だと指摘している。企業だけではなく、政府もブランド育成に努めており、老舗漢方薬販売店の同仁堂の海外商標取得を支援するなどの動きを進めている。(翻訳・編集/KT)

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