Record China 2018年6月22日(金) 10時40分
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21日、杭州日報は、講演のために訪中していた日本人学者が脳卒中で倒れ、現地病院の懸命な処置により一命を取り留めたと報じた。
2018年6月21日、杭州日報は、講演のために訪中していた日本人学者が脳卒中で倒れ、現地病院の懸命な処置により一命を取り留めたと報じた。
記事によると、6月3日午前7時ごろ、前日に浙江省杭州市で「世界の織機・織物芸術大展覧会」での講演を終え、間もなく帰国予定だった大阪の国立民族学博物館名誉教授で世界の織物・染物文化研究者の吉本忍氏が、朝食中に倒れた。意識はあるもののろれつが回らなくなっており、関係者の通報によって病院に救急搬送されたという。
吉本氏を診察した浙江省中医院救急診療科の医師は、吉本氏の右半身の動きが悪くなっていることから脳梗塞と診断。4時間以内に投薬して血栓を溶かさなければ命の危険が高まることから、すぐに処置を施した。
血栓は溶け、危機を脱したかに見えた。しかし、更なる危機が吉本氏を襲う。4時間後、ベッドで経過を観察していた吉本氏の左半身の感覚がなくなった。右の中大脳動脈が完全に閉塞していた。今度は血栓を溶かす方法が使えず、、開頭して血栓を取り出す方法がベストと判断した医師らは、手術に踏み切った。手術は無事成功し、術後1時間で吉本氏の左半身の筋力は回復したという。
その後、順調な回復を見せた吉本氏は12日に退院。病院を離れる際、唇をかすかに振るわせ、目に涙を浮かべながら流ちょうな中国語で医療スタッフに「ありがとう、ありがとう」と感謝を示したという。(翻訳・編集/川尻)
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