韓国教授、日本のW杯初戦に「旭日旗」登場せず一安心

Record China    2018年6月21日(木) 12時40分

拡大

20日、韓国・ノーカットニュースによると、19日に生中継されたW杯ロシア大会1次リーグH組第1戦の日本対コロンビアの試合で、日本のサポーターの中に「旭日旗」が見られなかったことに、韓国教授が安堵のコメントを発している。写真は旭日旗。

2018年6月20日、韓国・ノーカットニュースによると、19日に生中継されたワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグH組第1戦の日本対コロンビアの試合で、日本のサポーターの中に「旭日旗」が見られなかったことに、韓国教授が安堵(あんど)のコメントを発している。

記事によると、数年前から「旭日旗」撲滅のための活動を行っている韓国・誠信(ソンシン)女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は「W杯の日本戦の中継に旭日旗が登場していたら、それを知らせる連絡が来ているはずだが、幸い、メールやSNSなどを確認してもそのようなニュースはない」とコメントした。

徐教授は「戦犯旗(旭日旗)は第2次世界大戦で日本が周辺国を苦しめていた時に先頭でたなびいていた旗。日本帝国主義思想の象徴だったが、そのような歴史認識を無視したまま、スポーツの応援に旭日旗を用いてきたこと自体が話にならない」とし、「最大の問題は欧州や米国でも旭日旗が日本を代表するデザインと認識されている点」と指摘した。

日本の応援に旭日旗が登場しなかったことについて、大韓サッカー協会関係者は「もともとFIFA(国際サッカー連盟)は、試合での宗教的または政治的な行為を禁止している」とし、「W杯だから特別に(旭日旗の使用禁止などに関する)指示が下されたとみるのは難しい」と説明した。また「W杯では、事前に安全などに関する事項が公知され、会場への入場手続きから、そのような(旭日旗連想させる応援グッズなど)ものは徹底的に監視される。私たち(大韓サッカー協会)が事前に別途で(FIFA側に)旭日旗に関する要求はしていない」とした。その上で「競技場ごとに保安要員やFIFAから派遣された安全担当者がおり、事前のミーティングで各チームに徹底した関連教育が実施された。試合当日は旭日旗を発見したらすぐ回収していたのだろう」と話したという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「ロシアの民衆が怖かったからかな?」「試合に勝って、あえて戦犯旗を持ち出す必要がなかったからだろう」などと予想する声が寄せられた。

また「試合を観戦するのに、そんなこと(旭日旗の有無)を確認する暇なんてあるかね」と、旭日旗への敏感な対応に疑問の声も見られた。

その他、「日本の立場では旭日旗だが、韓国の立場からすると戦犯旗」「徐教授の努力に感謝する」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/三田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携