“庶民の英雄”旅立つ、1万人が別れを惜しむ―浙江省杭州市

Record China    2012年6月5日(火) 10時38分

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4日午後2時ごろ(現地時間)、中国・浙江省杭州市で1日未明に亡くなったバス運転手の呉斌(ウー・ビン)さんの葬儀がとり行われた。葬儀には1万人を超える杭州市民が参列し、60台ものタクシーがハザードランプをつけ、葬儀場まで見送った。

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2012年6月4日午後2時ごろ(現地時間)、中国・浙江省杭州市で1日未明に亡くなったバス運転手の呉斌(ウー・ビン)さんの葬儀がとり行われた。蘭州晨報が伝えた。

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5月29日、江蘇省の高速道路を走っていたバスに、どこからか飛んできた鉄片がぶつかり、バスのフロントガラスを突き破りそのまま呉さんに命中した。

呉さんは臓器の破裂や骨折など相当な重傷を負ったが、あわてずにバスを停車し、乗客に事情を説明した。呉さんは長年バスを運転してきたが、規則違反や苦情は一度もなくまさに模範的なドライバーだった。呉さんの完璧な対応に現場に到着した警察官も感銘を受けるほどだった。しかし、傷はあまりにも深く、治療の甲斐なく呉さんは1日未明に天に召された。鉄片の出所については依然調査中である。

呉さんのことは各メディアが取り上げ、人々から「庶民の英雄」と称えられた。そんな呉さんの葬儀には1万人を超える杭州市民が参列し、60台ものタクシーがハザードランプを点け、葬儀場まで見送った。

さらに中国国務院と交通運輸部からの委託を受けた交通運輸部の副部長は、5日午前中に予定している追悼式に参列するという。(翻訳・編集/内山

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