小学校の体育授業にラグビーを導入、教師や保護者は「危険すぎる」と反対―江蘇省南京市

Record China    2012年6月6日(水) 7時38分

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4日、江蘇省南京市の小学校で今年9月から体育の授業にラグビーを取り入れる。保護者や教師は「暴力的なスポーツ」と反対の姿勢を示している。写真は08年4月、遼寧省瀋陽市の小学校で行われたラグビーの授業。

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2012年6月4日、揚子晩報によると、江蘇省南京市の小学校30校で今年9月から体育の授業でラグビーを取り入れるとの情報がネット上に流れ、教師や保護者らの反発を招いている。

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南京市のネットユーザーが5月29日にネット上に書き込んだ内容によると、ラグビーの授業は国際ラグビー連盟と南京市ラグビー協会の要請で行われるという。この書き込みを見た同市の小学校の保護者からは「ラグビーは子供たちにとって暴力的すぎる」と反対の声が上がった。小学校の教師も「最近の小学生は体力に問題がある。体操や朝礼などで長時間立っているだけで倒れてしまう子供も多い。運動量の多いラグビーはそんな子供たちにとって危険すぎるのでは?」と心配の声を上げている。

南京市ラグビー協会はこのネット情報について「間違いではない」と肯定した上で、「国際ラグビー連盟初の『1国1省1市普及活動プロジェクト』において、南京市が世界初のモデル都市に選ばれた」と説明。2014年に南京市で開催されるユースオリンピックに標準を合わせた普及活動の一環だと語った。保護者や教師の反発については「想定内」とコメント。そのうえで「小学校で教えるラグビーは楽しさを重視したもの。タックルなどの危険な行為は禁止し、ボールのパス回しを主に行う」と説明し、安全性に問題のないことを強調している。(翻訳・編集/本郷)

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