スミス豪国防相が中国のサイバースパイを警戒、パソコン・携帯持たずに北京入り―豪紙

Record China    2012年6月8日(金) 8時14分

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6日、中国との安全保障会議に出席するため、北京入りしたスティーブン・スミス豪国防相の一行がサイバースパイを警戒し、パソコンや携帯電話など電子機器を香港に残してきたことが分かった。写真は昨年5月、上海の復旦大学で講演したスミス国防相。

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2012年6月6日、オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、中国との安全保障会議に出席するため、北京入りしたスティーブン・スミス豪国防相の一行がサイバースパイを警戒し、パソコンや携帯電話など電子機器を香港に残してきたことが分かった。7日付で環球時報が伝えた。

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スミス国防相は5日正午ごろ(現地時間)、北京に到着したが、中国のサイバースパイを警戒し、事前にパソコンや携帯電話などの電子機器一式をすべて滞在していた香港に残してきた。

同紙はこれに対し、「スミス国防相の訪中の目的は、米海兵隊を北部ダーウィンに駐留させる件でぎくしゃくした中国との関係を改善すること。それなのに、当の本人が『友好訪問』とは名ばかりで、中国に対する不信感を思いきり露呈してしまった」と指摘している。

中国のサイバー攻撃をめぐり、オーストラリアは「中国のハッカーに軍事機密を盗まれそうになった」と何度も名指しで非難しているほか、スミス国防相のパソコンが3月にサイバー攻撃を受けた際も、「中国軍のサイバースパイが事件に深くかかわっている」との見解を示している。

一行は中国との国交樹立40周年を記念して5日〜7日の日程で中国を訪問。6日午後には梁光烈(リアン・グアンリエ)中国国防部長と北京の中央軍事委員会の庁舎である「八一大楼」で会談。両国の安全保障・防衛協力のさらなる強化を目指し、防衛担当の閣僚級による会談を定期的に開催することで一致している。(翻訳・編集/NN)

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