中国人観光客に広がる自然志向、人気観光地は北海道と沖縄―日本華字紙

Record China    2012年6月8日(金) 13時25分

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7日、中国人観光客が訪れたい日本の観光地に北海道と沖縄が急上昇。最も関心を抱いているのは、これまでの「ショッピング」を抜いて「温泉」が1位に。写真は沖縄。

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2012年6月7日、日本華字紙・中文導報によると、日本を旅行したいと考えている中国人観光客の間に「日本の自然を楽しみたい」という自然志向が広がっている。

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日本を訪れる中国人観光客の印象はこれまで「秋葉原や銀座の免税店にバスで乗りつけ、銀聯(中国の信販会社)カードで大量に買い物をする」というものだった。しかし、最近では個人旅行を希望する中国人観光客も増え、買い物だけでなく日本の自然や文化を楽しみたいと思う人も増えている。

日本政府観光局(JNTO)の北京、上海、香港事務所が今年2〜3月に、日本旅行を取り扱う中国国内の主要旅行社115社を対象に行ったアンケート調査によると、最も人気があるツアーコースは大阪、京都、富士山を回り、東京ディズニーランドやお台場などを観光し、最後に秋葉原と銀座で買い物をして成田空港から帰途につくという、いわゆる「黄金ルート」のもの。2位は人気映画のロケ地として有名になった北海道。3位は昨年7月から中国人観光客への数次ビザ発給を開始した沖縄で、4位は東京、5位は関西、6位は九州となった。北海道と沖縄は人気だが、日本の自然や景勝地を満喫するツアーの旅行代金は「黄金ルート」の2倍近くする。それでも北京や上海などの大都市で生まれ育った40歳から49歳までの年齢層の中国人に高く支持されていることが分かった。

日本を訪れる中国人観光客が最も関心を抱いているのは「温泉」で、2位が「ショッピング」、次いで「桜」「スキー」「紅葉」の順。「グルメ」や「漫画アニメ」「自然キャンプ」なども興味の対象に挙げられていた。今後、訪日中国人観光客の数はさらに増え、旅行先も多様化すると予想される。個人旅行を希望する中国人観光客は98.3%にも上っている。(翻訳・編集/本郷)

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