中国の広西チワン族自治区南寧市の空港で6月23日、酒に酔った女が違法行為を注意されるも逆ギレし、騒ぎを起こす事件が発生した。24日付で広西チワン族自治区のテレビ局・南寧電視台の報道番組が伝えた。

騒ぎが起きたのは同市の南寧呉墟国際空港で、23日の午後7時過ぎ（現地時間）、セキュリティチェックを行っていた空港職員からの通報を受け、空港の派出所から警官が現場に急行。現場では30代の女がセキュリティチェックのエリアで興奮した様子で叫んでいた。

空港職員によると、セキュリティチェックのエリアで列に正しく並んでいない女を注意したところ怒り出し、職員をののしった。警察が到着すると「役人がかばい合っている」と叫び動画を撮影してネットに投稿すると脅した。撮影禁止区域のため警官が「動画を削除してください」と求めても応じる様子はなく、酒を飲んでいると自ら語っていることも考慮し、警官は女を警察署に連行した。

女は連行中に警官をののしったり脅したりといった言動を繰り返したが、警官の説得でどうにか落ち着きを取り戻した。その後警官が身元を確認し、公共の秩序を乱し公務執行妨害などの罪で10日間の拘留処分を科した。（翻訳・編集/内山）