2018年6月26日、中国外交部の陸慷（ルー・カン）報道官は福田康夫元首相の南京大虐殺記念館訪問に対し、称賛の意を示した。

福田氏は24日、江蘇省南京市にある同記念館を訪れ、献花、黙とうを行った。日本の元首相としては4人目の訪問。26日の定例記者会見でこの件を問われた陸報道官は「福田元首相の記念館訪問、そして犠牲者に花を手向けて哀悼の意を示したことに注意している。日本の有識者の歴史を正視し、平和を呼び掛ける行動に称賛の意を示す。今年は中国と日本の平和友好条約締結40周年の年だ。日本側が条約の精神を真剣に学び直し、対中関係改善の意欲が実行に移されること、中国とともに努力し、両国の政治的基礎を固めて中日関係を平和友好協力のレール上でより遠くへと推し進めることを期待する」と述べた。（翻訳・編集/野谷）