Record China 2012年6月9日(土) 18時49分
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7日、中国式の厳格な管理の中止、積極的な若手起用など岡田監督の指導が注目を集めている。写真は4月21日、練習の指揮をとる岡田監督。
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2012年6月7日、捜狐は記事「岡田武史監督が中国サッカーのキーポイントを指摘=選手は現状に満足して向上心がない」を掲載した。
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日本の名将が中国サッカーに何をもたらすのか、中国メディアも注目している。中国中央電視台のアナウンサー・劉建宏(リウ・ジエンホン)は「岡田武史がやって来た。単に杭州緑城のレベルアップだけではなく、彼から何らかの先進的な理念を学ぶことを期待したい」とコメントした。
無得点での1敗1分という開幕2試合を終えた後、岡田監督はインタビューに答え、「みな現状に満足しすぎている。さらにレベルアップするためにもっと努力するべきだ。若い選手がさらに優秀な選手となれるかどうかは、自分自身にかかっているのだから」と話している。
中国式の厳格な管理から一転、自主性を重んじる方針に変更したことで戸惑いも生まれたという。部屋をチェックされたり、パソコンを没収されたりすることもない。規律が乱れ練習に遅刻し、トップチームからの降格を言い渡された選手もいた。
成績が振るわない中、方針を転換するべきか、戦術を変更するべきかと話し合ったこともある。だが、岡田監督率いるスタッフは従来の路線を貫徹することを選択した。杭州緑城は勝利に恵まれず、ついに最下位に転落した。第8節の大連実徳戦を引き分けで終えた岡田監督はこう語っている。
「私は自分の地位を守るために妥協することはない。しかしチームと選手を守るためには妥協する。チームの成績は理想的なものでなかろうと、選手がついてきてくれる限り、自分から辞めることはない。今、成績はどん底だが、選手もスタッフも支持してくれている。私は一人、逃げ出すことはできない。たとえ日本に逃げ帰り、孫たちと暮らすほうが楽だったとしても、だ。そんなことはとてもできない。こんな素晴らしいチームにいるのだから」
このコメントがあった試合の次節から岡田監督率いる杭州緑城は4連勝し、5位という好位置でリーグ中断期間を迎えている。(翻訳・編集/KT)
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