専用埠頭にターミナルまで建設中なのに=韓国仁川港、上半期クルーズ船66%キャンセル、すべて中国発か中国経由―中国メディア

Record China    2018年6月29日(金) 17時0分

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27日、中国メディアの海外網は、今年上半期に韓国・仁川港に入港する予定だったクルーズ船12隻のうち8隻が寄港をキャンセルしたとし、同港が進めているクルーズ専用埠頭とターミナルの建設に暗雲が垂れ込めていると報じた。写真は仁川港。

2018年6月27日、中国メディアの海外網は、今年上半期に韓国・仁川港に入港する予定だったクルーズ船12隻のうち8隻が寄港をキャンセルしたことが分かったとし、同港が進めているクルーズ専用埠頭とターミナルの建設に暗雲が垂れ込めていると報じた。

記事が、26日付の韓国・聯合ニュースの報道を引用して伝えたところによると、今年上半期に仁川港に入港予定だったクルーズ船12隻のうち8隻が寄港をキャンセルした。すべて中国発か中国を経由するクルーズ船で、さらに下半期に入港予定のクルーズ船14隻のうち5隻がキャンセルになる可能性もあるという。

昨年仁川港を訪れたクルーズ船は17隻で、観光客数は3万人にとどまった。これは、中国との間で高高度防衛ミサイル(THAAD)問題が表面化する前の16年の62隻、16万4800人の3分の1にも及ばない。

仁川港は、22万5000トン級の超大型クルーズ船が接岸できる専用ふ頭と、2階建てで延べ床面積7364平方メートルのターミナルの建設を進めている。今年末に竣工し、来年オープンする計画だ。

仁川港湾公社の関係者によると、THAAD問題は緩和の雰囲気にあるが、中国発のクルーズ船の寄港キャンセルは解けていないという。仁川港と韓国旅行業界は、減少した中国人観光客の穴埋めに他の国・地域の市場の開拓に力を入れているという。(翻訳・編集/柳川)

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