Record China 2018年6月29日(金) 13時10分
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破産申請をした産業機械メーカーで、日本の製品を自社製品と見せかけるずさんなねつ造が行われていたことが分かった。資料写真。
2018年6月28日、環球時報によると、破産申請をした産業機械メーカー・山東常林機械集団で製品のずさんなねつ造が行われていたことが分かった。
ねつ造が行われていたのは同社の傘下企業・中川液圧。コア技術を所有しているとしていた油圧製品のひとつの油圧ポンプが、実際には日本の川崎重工のポンプを流用し、自社製品に見せかけていたという。
山東常林機械集団は業界でも影響力のある大手企業として知られた存在だった。国や省から年2億元(約34億円)の研究助成金を得ており、8年で総額15億元(約255億円)の助成を受けていた。
なお、同様のねつ造は過去にも起きている。2006年、中国国産として開発された最先端のDSPチップ「漢芯」が実はモトローラ製の半導体で、チップ表面の文字を削って別の刻印にすり替えるという悪質でずさんな不正が発覚し、大問題となった。
今回のねつ造も「漢芯と同種の手口だ」とされ、「信用こそ科学研究の生命線であり、ねつ造は中国の科学研究やイノベーションを脅かす致命的な問題になりかねない」と記事は指摘している。
この報道に、中国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられている。
「われわれの国はひどいものだ」
「よほど神経がずぶといのだろう」
「ねつ造なんて平常業務。特段珍しくもないだろう」
「氷山の一角では?」
「この1社だけがねつ造をしていたわけではあるまい」
「こうも単純な手口で多額の研究費を引き出せるとまじめに働く気がなくなってしまう」
「多くの助成金がどぶに捨てられている…」
「ねつ造で多額の助成金を…大したものだ」
「処罰が軽すぎるのでは?」
「こんな不正をする人たちは厳罰にすべきだ」
「国は富んでも国民は貧しいまま」
「法治国家にはまだまだほど遠いね」
「上が悪いから下もまねをしてしまう。当たり前の出来事だと言える」(翻訳・編集/岡田)
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