高速道路でまた走行中の車に鉄片が直撃、あわや「庶民の英雄」の惨事再び―浙江省

Record China    2012年6月12日(火) 10時56分

拡大

11日、浙江省の高速道路で、走行中の車に異物がぶつかる事故が2件起きていたことが分かった。5月にも江蘇省の高速道路で鉄片がバスにぶつかり、運転手が死亡する事故が起きたばかり。写真は4日、江蘇省の事故で亡くなったバスの運転手、呉斌さんの葬儀。

(1 / 8 枚)

2012年6月11日、中国浙江省の高速道路で、走行中の車に異物がぶつかる事故が立て続けに2件起きていたことが分かった。中国では5月に江蘇省の高速道路で鉄片がバスにぶつかり、運転手が死亡する事故が起きたばかり。浙江在線が伝えた。

その他の写真

最初の事故が起きたのは6月7日の午後4時20分(現地時間)ごろ。杭金衢高速公路(杭州〜金華〜衢州)を走っていたトラックの左前方タイヤが突然パンク。その勢いでバッフルが飛び、近くを走っていた乗客30人を乗せた大型バスの窓ガラスに直撃、乗客数人が割れたガラスの破片でケガをした。

2件目は6月9日の夜。楊(ヤン)さん一行3人が杭新景高速道路(杭州〜新安江〜景徳鎮)を走行中、突然、硬い異物が運転席のフロントガラスにぶつかってきた。破片が運転していた楊さんのメガネに当たったが、楊さんは何とか急ブレーキを踏んでスピードを落とし、路肩に停車した。

「夜間で車が少なかったのが幸いしました。そうでなければ、玉突き事故を起こしていたかもしれません」と楊さん。3人が車を降りて確認したところ、ぶつかってきたのは鉄の破片だった。「5月に江蘇省でバスに鉄片がぶつかった事故とソックリ」と背筋が凍ったという。

江蘇省では5月29日に高速道路を走行中の大型バスに鉄片が直撃する事故が発生。鉄片は運転手の呉斌(ウー・ビン)さんに命中、呉さんは肝臓破裂、肋骨骨折などの重傷を負いながらもバスをゆっくりと停車させ、乗客の安全を確保してから倒れ込んだ。呉さんは「庶民の英雄」と称えられ、4日の葬儀には1万人を超える市民が参列している。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携