<W杯>日本の残り10分の「時間稼ぎ」に中国人は賛否両論=「サッカーに対する侮辱!」「これも戦術だ」

Record China    2018年6月29日(金) 5時40分

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29日、W杯ロシア大会グループH最終戦で、日本はポーランドに0-1で敗れたものの、他会場の結果によってベスト16進出を決めた。試合終盤に日本が時間稼ぎをしたことに、中国ネットでは賛否両論が巻き起きている。

2018年6月29日、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会グループH最終戦で、日本はポーランドに0-1で敗れたものの、他会場の結果によってベスト16進出を決めた。試合終盤に日本がボールを回して時間稼ぎをしたことに、中国ネットでは賛否両論が巻き起きている。

日本はこの試合に、第1、2戦の先発メンバーから6人を入れ替えて臨んだ。立ち上がりは動きが重いポーランドを相手にチャンスを作るが、その後、初出場の選手らの息が合わずに単純なミスを連発。次第にポーランドが攻勢に出始める。そして、59分にFKからベドナレクに決められ先制を許す。この時点で他会場のコロンビアとセネガルは0-0だったため、そのまま終了すると日本はグループリーグ(GL)敗退に。日本は宇佐美貴史に代えて乾貴士を投入して反撃に出ようとするが、なかなか攻撃の形が作れず。逆にポーランドにカウンターから決定的なチャンスを作られるなど、苦しい戦いが続く。

すると、他会場に動きが。74分にコロンビアがジェリー・ミナのゴールで先制し、このまま終了すれば日本はベスト16に進出できる状況になった。ここで日本は武藤嘉紀に代えてキャプテンの長谷部誠を投入。セネガルが追い付けば日本が敗退となるリスクはあるものの、コロンビアの勝利を信じてボール回しで時間を稼ぐ作戦に出る。ヴォルゴグラードアリーナの観客からは大ブーイングが起きたが、結局、日本はそのままゲームをコントロールし0-1で敗戦。その数分後、コロンビアとセネガルの試合も1-0のまま終了したことで、日本は2大会ぶり3度目のベスト16進出を決めた。

最終的な順位は1位が勝ち点5のコロンビア、2位が同4の日本、3位が同4のセネガル、4位が同3のポーランド。日本とセネガルは得失点、総得点、当該国同士の対戦成績でも五分で、最後はイエローカードの枚数によるフェアプレーポイントで日本が上回った。

まさに薄氷を踏む試合展開だった。中国中央テレビのスポーツチャンネルCCTV5は試合後、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「日本がバックラインでパスを回して試合が終わるのを待つ。会場じゅうからブーイング。W杯の試合がこんなにも恥ずかしいものになるとは」とツイート。これに対して、ネットユーザーからは賛否両論が巻き起こっている。

「クソッ。セネガルがゴールを決めてほしいと思ったわ」

「ひどい試合だ!サッカーに対する侮辱!ファンに対する侮辱!」

「日本を応援してたけど、最後の10分はセネガルを応援した」

「日本のサッカーは尊敬してきたけど、最後の10分は本当にサッカーファンに吐き気を催させた」

「最後の10分で、それまでの260分(2試合と3試合目の80分まで)の日本のイメージが崩壊した」

という声がある一方、

「仕方ない。これも勝ち上がるための戦術さ」

「ルール内のこと。彼らも勝ち上がりたいし、パフォーマンスでサッカーしてるわけじゃない。何の問題もない」

「本当に日本を応援していたというなら、(勝ち上がることで)もう1試合応援したいと思わないの?」

「ポーランドもボールを奪いに行かなかったし、下手に相手を刺激して2点目を奪われたらどうする?もし中国が同じ状況なら批判するか?」

と、日本の作戦に理解を示す声もあり、紛糾している。(翻訳・編集/北田

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