Record China 2018年6月29日(金) 14時30分
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29日、中国の自メディア・球娯天下は、サッカーのワールドカップで2大会ぶり3度目の決勝進出を決めた日本を率いた西野朗監督について「監督の一言に日本サッカーの特徴が表れている」と伝えた。資料写真。
2018年6月29日、中国の自メディア(新興メディア)・球娯天下は、サッカーのワールドカップ(W杯)で2大会ぶり3度目の決勝進出を決めた日本を率いた西野朗監督について「監督の一言に日本サッカーの特徴が表れている」と伝えた。
記事は「日本は今回のW杯で、アジアで唯一決勝トーナメント進出を決めた。喜ばしい快挙だが、日本のファンはそうは見ていないようだ。ポーランド戦は消極的すぎて、勝ち上がったとしても不満が残るという。まだ試合時間は10分も残っているのに、日本は攻めるのをやめてしまった。時間稼ぎする様子にファンはあきれ、スタジアムを後にする人も散見された」とした。
しかし、記事は試合後に西野監督が「(時間稼ぎは)自分たちの本意ではなかったが、勝つための戦略の中の1つの選択」と評したことを紹介。その上で、「チームのメンバーも同意し、監督の戦術を守った。仮に日本が全力で攻め込んでいたら、ポーランドにボールを取られ、逆にゴールを奪われていたかもしれない。消極的な試合方法は、日本がすでに勝つための手法として完成させていたものだ」と論じた。
そして、「本田圭佑はW杯優勝を掲げたが、日本サッカー協会が課した目標はベスト16。これは現実的だ。この現実的という点はおそらく、日本サッカー最大の特徴であり、日本がアジアチャンピオンたるゆえんだ。これほど大きな発展を遂げたのは、日本サッカーの発展の方向性が正しいことを示している」とした。
最後に、「現実性を第一に考えることで日本サッカーは成功を収めてきた。中国サッカーもそこから多くを学ぶべきだ。根気強く若手を育成し、荒唐無稽なスローガンを叫ばなければ、中国サッカーも日本式の成功を得られるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/大宮)
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2018/6/29
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