渋滞の道路から救急車を救い出した外国人に拍手喝采、動画サイトで話題に―四川省成都市

Record China    2012年6月15日(金) 18時16分

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14日、中国四川省成都市で、渋滞に巻き込まれた救急車のために道を開けようと奔走する外国人の姿が動画共有サイトに投稿され、話題を呼んでいる。写真は中国の救急車。

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2012年6月14日、中国四川省成都市で、渋滞に巻き込まれた救急車のために道を開けようと奔走する外国人の姿が動画共有サイトに投稿され、話題を呼んでいる。中国ネットテレビ局(CNTV)が伝えた。

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動画が撮影されたのは13日正午(現地時間)ごろ。救急車が渋滞に巻き込まれ、立ち往生していた。そこへ、Tシャツ姿の外国人が道路に現れ、救急車の進路を確保しようと体を張って周囲の車に呼び掛け始めた。救急車の前に割って入ろうとする車にはフロントガラスを手で押さえ、「来るな、来るな!救急車が先だ!」とたどたどしい中国語で叫ぶ。そして、5分ほどの格闘の末、救急車はようやく渋滞を突破。これを見届けた外国人は自転車にまたがり、颯爽とその場を後にした。

この様子を偶然撮影した田(ティエン)さんは当初、この外国人が救急車のために奔走しているとは思わず、「自分の急用に間に合わなくなるから焦っているのだろう」と思ったそうだ。「今はそのようにしか思わなかった自分が恥ずかしい。我々は彼の行動を見習うべきだ」と語る。

救急車には一刻を争う重病人が乗っていたかもしれない。記事は、「ドライバーのマナーはその社会を映し出す鏡のようなもの。救急車に道を譲るという当たり前のことを我々は改めて教えられた」と指摘する。この外国人はその後、市内の高校で教鞭をとる教師だということが分かっている。(翻訳・編集/NN)

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