Record China 2018年7月4日(水) 15時30分
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3日、中国のサッカーメディア関係者から「日本のロッカーを清掃したのは選手ではない」との声が出ている。写真は日本代表ユニフォーム。
2018年7月3日、騰訊体育は、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会のベルギー戦に敗れた日本代表がロッカールームをきれいに清掃したことが話題になっていることについて、中国のサッカーメディア関係者から「清掃したのは選手ではない」との声が出ていると報じた。
記事によると、スポーツ記者の潘偉力(パン・ウェイリー)氏は「日本人がどうして試合後にロッカールームをきれいにするか。それは彼らがリスペクトを得たいから、いい評判を得たいから。それが彼らの価値観の中で高い優先順位を持っているからだ」などと指摘した。
潘氏はまた「ロッカールームを片付けたのは絶対に選手ではなく、チームスタッフだ。95分もピッチも駆け巡って虚脱状態になっている選手ができるわけがない。そして、ロッカールームをきれいにしたのも4年に1度のW杯で、しかも最後の戦いになったから。いつもやっている訳じゃない。少なくとも、中国で行われるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の試合では見たことがない」と主張している。
一方、中国中央テレビ(CCTV)の解説者である劉嘉遠(リウ・ジアユエン)氏は「日本のロッカールームの話は、小さいころからマナー教育をちゃんとやってきたことの表れ。それは国が発展していようがいまいが関係ない。公徳心があり清潔を愛するというのが基本的な国民の素養になっている」と論じている。
記事は、「孫継海(スン・ジーハイ)率いるU21(21歳以下)の中国選抜チームも以前、同様にロッカールームを清掃したが、メディアによる注目度は低かった」とし、「実際、多くの点において中国サッカーは日本サッカーに学ぶ必要がある。だからといって、中国サッカーに全く良い所がないわけではない。国際マッチでは中国のサポーターだって観客席のごみを拾うし、以前のACLの試合でもこういった行動が何度も称賛されてきた」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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