徐崢主演の新作映画「我不是薬神」が5日から上映開始 

人民網日本語版    2018年7月5日(木) 19時50分

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文牧野(ウェン・ムーイエ)監督がメガホンを取り、寧浩(ニン・ハオ)がプロデューサー、徐崢(シュー・ジェン)がプロデューサー兼主演を務める新作映画「我不是薬神(Dying to Survive)」の先行上映が2日、清華大学で行われた。

文牧野(ウェン・ムーイエ)監督がメガホンを取り、寧浩(ニン・ハオ)がプロデューサー、徐崢(シュー・ジェン)がプロデューサー兼主演を務める新作映画「我不是薬神(Dying to Survive)」の先行上映が2日、清華大学で行われた。

映画「我不是薬神」はリアリズムをテーマとした作品で、喜劇と悲劇の2つの部分に分かれている。前半部分ではブラックジョークが炸裂し、後半部分では非常に写実的で重みのある描写をしている。同映画は、数年前に社会的影響力のあった中国国内のインド抗がん剤の「代理購入の第一人者」である陸勇氏の実話に基づいている。徐崢が演じる主人公の名前は「程勇」となっている。

モデルとなった陸勇氏は白血病を患っており、高額の抗がん剤の購入が難しかったため、廉価のインドのジェネリック薬品を使用し始め、その後、他の癌患者のために、ジェネリック薬品の代理購入を行った。約10年に渡る代理購入を行った末、彼は偽薬品を販売した罪に問われ訴訟を起されるものの、数百人の白血病患者が署名し、彼の無罪を主張。最終的に罪に問われないこととなり、不起訴となった。

この庶民的英雄のストーリーがスクリーンに取り上げられ、名前を変えただけでなく、ストーリーにもより民衆に親しみ易い喜劇のスタイルが採用された。徐崢が演じる程勇は白血病患者ではなく、インドのED治療薬を販売する商人で、生活苦に悩まされ、最初は金儲けのためにインド抗がん剤の代理購入の道に進んだ。大きな財産を得たのち、彼は安全に足を洗うため、代理権を奸商に譲った。しかし、奸商が高額で薬品を販売したことで、多くの人が薬品を購入できなくなったことを知り、再び代理購入の道に戻った。

このようなリメイク映画に対して、モデルとなった陸勇氏はかつて自分の印象を損なうと考え、反対していた。最終的に映画制作陣の説得の末、納得したが、完成した作品を実際に見るまで、制作側の意図を理解していなかったという。

陸勇氏のこの言葉を聞いた主演の徐崢は、印象を損ねるようなことは絶対にないことを伝え、先行上映会の会場に訪れた観客に対しても尋ねたところ、観客も声を揃えて否定した。同映画が上映開始されてから、より多くの人が陸勇氏のストーリーを知るこことなるだろう。

主演兼プロデューサーを務める徐崢は「劇中では、人の小さな善意が徐々に大きくなって行く過程が見られる。このような優しい心は多くの人を感動させるだろう。このストーリーを通して、国家や時代の発展に触れることができる」と語った。ゲストとして訪れた劉曉慶も、「今まで多くの素晴らしい映画の制作に携わってきたが、このような作品に出会えたのは本当に久々だ」と話した。同映画は、今月5日よりIMAXや中国巨幕などさまざまなスタイルで同時上映される。(編集TK)

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