文化遺産14カ所を含む中軸線の世界遺産登録目指す、2035年めど―北京市

人民網日本語版    2018年7月8日(日) 5時50分

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北京の中軸線の世界遺産登録を目指し、同市は永定門、先農壇、天壇など14カ所を暫定リストに盛り込んだ。2030年に推薦の準備を整え、35年までの登録実現を目指すという。写真は天安門。

北京の中軸線の世界遺産登録を目指し、同市は永定門、先農壇、天壇など14カ所を暫定リストに盛り込んだ。2030年に推薦の準備を整え、35年までの登録実現を目指すという。北京市文物(文化財)局が4日の取材に対して明らかにした。新華社が伝えた。

北京の中軸線は南の永定門から北の鐘鼓楼までの全長7.8キロで、北京旧市街の面積65%をカバーしている。この軸線上には、スケールの大きな皇室の建築物もあれば、中国の伝統的家屋建築の四合院、重要な近現代建築物などもある。

暫定リストに盛り込まれたのは、中軸線上と中軸線の両側にある永定門、先農壇、天壇、正陽門、箭楼、毛主席記念堂、人民英雄記念碑、天安門広場、天安門、社稷壇、太廟、故宮、景山、万寧橋、鼓楼、鐘楼の14カ所だ。

北京市文物局の舒小峰(シュウ・シャオフォン)局長によると、「中軸線の世界遺産登録を目指すのは、単に世界文化遺産を増やすというのではなく、それを契機として、北京の明・清代に残された旧市街の保護を進めるため。20年までに、北京市東城区と西城区の文化財約100カ所の明け渡しが完了し、そのほとんどを歴史ある原型の状態にまで回復させてから、一般開放する計画」だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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