機内食騒動のアシアナ航空、まさかの言い訳で大韓航空と大もめに―韓国

Record China    2018年7月6日(金) 8時40分

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5日、韓国・SBSは「アシアナ航空が機内食問題をめぐって大韓航空と感情的なけんかを繰り広げた」と報じた。写真はアシアナ航空機。

2018年7月5日、韓国・SBSは「アシアナ航空が機内食問題をめぐって大韓航空と感情的なけんかを繰り広げた」と報じた。

アシアナ航空の国際線では1日から、機内食を出発予定時刻までに積み込めず、遅延したり機内食なしで運航したりする事態が相次いでいる。

アシアナ航空と大韓航空によると、アシアナ航空は新たに契約した機内食供給会社・ゲートグルメコリア(GGK)の製造工場で火災が発生したことを受け、火災から4日後の3月28日にGGK関係者と共に大韓航空の機内食施設を訪れ、機内食の供給について協議した。その際、大韓航空関係者は「関税法により機内食の生産、セッティング、塔載などの業務支援が禁止されている」とし、「検討する必要がある」と回答したという。これについて、大韓航空は「アシアナ関係者は施設を見学し、機内食を追加生産して支援する余裕がないことを確認して帰った」と述べた。

しかし、クムホアシアナグループの朴三求(パク・サムグ)会長は4日の記者会見で、「機内食問題はGGKの火災により避けられない部分があった」とし、「大韓航空が支援してくれれば解決したが、協力を得られなかった」と発言した。これを知った大韓航空は「アシアナとの協議がうまくいかなかったのは、施設の不足などやむを得ない事情のためだった」とし、「大韓航空にも責任があるというような言い方は納得がいかない」と反論。さらに「むしろ大韓航空は機内食問題が起きた後、自らアシアナに支援を提案した」と明らかにした。大韓航空関係者は「今月3日、2度にわたりアシアナの担当者に電話で支援の意思を伝えた。一部ではなく全体の工程を支援すれば関税法に触れないと判断し、包括的支援を提案した」と主張した。その際、アシアナ航空の担当者は「内部で検討後、連絡する」と述べたが、いまだに回答がないという。

これに対し、アシアナ航空は「3日に大韓航空から支援の提案があったのは事実。大韓航空の提案をありがたく思っている」としつつも、大韓航空の支援は受けない考えを示したという。

この報道に、韓国のネットユーザーは「アシアナはこんな時でもプライドを捨てられないの?」「乗客を第1に考え、支援を受けるべき」「あきれた。なぜ自分のミスを他人のせいにする?」「まさかの言い訳だ。全く反省していない証拠」など、アシアナ航空に対する批判的な声が相次いで寄せられている。

その他「パワハラ問題の大韓航空と無責任なアシアナ航空。どっちもどっち」「最低な航空会社同士でけんか?みっともない」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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