Record China 2018年7月8日(日) 5時10分
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米国際放送局ボイス・オブ・アメリカの中国版サイト[美国之声」は6日、中国の富豪の約半数がすでに移民した、あるいは移民を希望していることが調査で明らかになったと報じた。写真は米国。
米国際放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国版サイト「美国之声」は6日、中国の富豪の約半数がすでに移民した、あるいは移民を希望していることが調査で明らかになったと報じた。
記事は、胡潤研究院と移民コンサル企業Visasコンサルティングが先日発表した「中国投資移民白書」を引用し、平均財産2900万元(約4億8000万円)の中国人富豪224人のうち37%が移民を検討中で、12%がすでに移民済み、あるいは申請中であることが明らかになったと紹介。すでに移民した、あるいは検討、申請している人の約8割が米国を第1の選択肢と考え、以下、カナダ、オーストラリア、英国の順で多かったと伝えた。
中国人富豪が移民を希望する主な理由は教育の質(83%)と環境汚染(69%)で、それぞれ前年の回答結果よりも5~7ポイント増加した。また、食品の安全、医療レベル、社会福祉、資産の安全、政治環境なども大きな理由と見られる。
胡潤百富の創始者ルパート・フーゲワーフ氏は、「米国は中国人富豪の移民先として絶対的な第1の選択肢になっている。ロンドンは今年、不動産購入先のランキングで急上昇し、初めてバンクーバーやトロント、メルボルンを抜いた。また、面白いことに、移民を検討している中国人富豪の9割が、リタイヤ後に中国に戻ろうと考えている」と語った。
同白書によると、昨年1月現在で中国本土の資産1000万元(約1億6700万円)以上を持つ富豪は147万世帯になり、前年比で12万世帯、9.7%増加した。また、1億元(約16億7000万円)の資産を持つ富豪も9万9000世帯と前年比で1万世帯、11.6%増えた。(翻訳・編集/川尻)
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