金と愛人にまみれた政治腐敗、中国政府の痛手に―中東メディア

Record China    2012年6月21日(木) 17時29分

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19日、共産主義が中国から性の問題を消し去ったかのようにみえたが、経済が豊かになるにつれ、再び表舞台に現れるようになったと中東メディアが報じた。写真は昨年9月、59歳の元愛人男性に手切れ金の支払いを求め、自宅前に居座る24歳女性。

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2012年6月19日、環球時報によれば、毛沢東の共産主義が中国から「資産階級のふしだらな行為」である性や個人の欲望を消し去ったかのようにみえたが、経済が豊かになるにつれ、性の問題が再び表舞台に現れるようになったと、中東の衛星TV局アルジャジーラのウェブサイトが17日に報じた。

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外国に市場を開放した1980年代から、中国ではマッサージ店や美容院、カラオケ店などを装った性的サービスを行う店が増えた。だが、これと同時に愛人を持つ政府幹部もうなぎ上りに。あるレストラン経営者は「役人や会社経営者が連れているというだけで、たとえ表向きは秘書だとしてもその若い女性がどういう立場かわかる」と話す。

政府がメディアに政治腐敗の報道を奨励すると、多くの性的スキャンダルが明るみに。捨てられた元愛人たちも次々に立ち上がり、役人とベッドをともにした際に仕入れた極秘情報を公にし始める。これに伴い、役人の金と性にまみれた実態が一般市民の強烈な怒りと嫉妬を買うようになった。

愛人が財産分与を求めて正妻と争うという事件も起き、腐敗防止を目的に中国最高人民法院(最高裁判所に相当)が婚姻法の新たな解釈を迫られる事態に至った。記事は、性がらみの政治問題が中国政府の大きな痛手になる可能性があると警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/岡田)

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