2012年6月20日付の新京報によると、北京市の住宅街でこのほど、道端に放置された箱の中からサソリ数千匹が這い出し、周辺住民を震え上がらせた。

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記事によると、サソリが大量に出現したのは、北京市西城区の集合住宅の敷地内。19日午後10時ごろ、犬の散歩をしていた住民が敷地内の花壇の脇にサソリがいるのを発見。近くには幅1メートル、高さ50センチほどの紙箱があり、中には鶏卵用の仕切りが十数枚積み重ねられ、その間に大人の親指大のサソリがびっしり入っていた。翌20日夕方、市が殺虫剤を散布したものの目立った効果はなく、サソリは近くの道路や花壇をウロウロ。住民は1匹1匹たたきつぶす作業に追われた。周辺にはおびただしい数のサソリの死がいが散乱し、かまれるのを避けるため住宅街への来客も途絶える事態となった。

誰が何の目的で箱を放置したかは分かっていないが、今のところサソリにかまれた住民は出ていないという。（翻訳・編集/AA）