Record China 2012年6月23日(土) 21時27分
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21日、遼寧省瀋陽市の病院が女子大生向けに始めた「中絶費用の分割払いサービス」をポスターにして宣伝し、ネットユーザーの反発を招いている。写真は江西省の大学。キャンパス内の電話ボックスには中絶の宣伝ポスター、男子学生にはコンドームが配られている。
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2012年6月21日、「大学生なのに妊娠しちゃった!でも大丈夫、分割払いで中絶手術が受けられます!」―。これは中国遼寧省瀋陽市の病院が張り出した宣伝ポスター。治療費は先払いが一般的な中国では異例の厚遇ぶりにネットユーザーが批判の声を上げている。華声在線が伝えた。
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女子大生向けに前代未聞のポスターを張り出したのは同市内にある総合病院、中山医院。その内容は「大学生なら手付金として手術費用の30%を支払えば、残りは手術後の分割払いでOK」というもの。申し込みの際は身分証か学生証が必要だが、「プライバシーの保護は万全。手続きも簡単」とうたっている。
やたら明るい雰囲気を振りまいているこのポスター。3人の若い女性が思い思いのポーズでジャンプしながら、はじけるような笑顔でそれぞれ「私は30%」「私は40%」「私は50%」と言っている。どうやら、手付金の割合は3段階に分かれているようだ。しかも、「痛みは全くなし」ということらしい。
中国の病院では治療費を先払いで要求されることが一般的で、高額で払えず、診てもらえない患者も少なくない。そんな中、大学生の中絶手術は分割払いも可能という病院側の姿勢に、「まるで中絶を奨励しているかのよう」「大学生にどんどんセックスしろと言っているのか」と多くのネットユーザーが怒りをあらわにしている。
一方、病院側は「大学生の需要と経済状況を考慮したもの。病院内だけでなく街頭にもどんどん張っていきたい」と悪びれた様子もない。地元の工商局も「広告法に違反するかどうかは内容を見てみないと分からない」としながらも、「大学生の中絶費用を分割にするという内容からすると、これを違法とするのは無理がある」との見解を示している。(翻訳・編集/NN)
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