Record China 2018年7月10日(火) 8時10分
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9日、韓国の京畿道教育庁がPM2.5の被害を防止するため、大型エアドームの設置を検討していることが分かり、韓国のネットユーザーから不満の声が相次いでいる。写真は大気汚染が深刻な日のソウル。
2018年7月9日、韓国の京畿道教育庁がPM2.5の被害を防止するため、大型エアドームの設置を検討していることが分かり、韓国のネットユーザーから不満の声が相次いでいる。
韓国日報によると、京畿道の学校では昨年、大気汚染の注意報や警報により室外授業が室内授業に変更されたケースは平均7回に達した。記事は「外部の要因により成長期の子どもたちの体力管理に制約が生じている」と懸念を示している。京畿道教育庁が大型エアドームの設置を検討している理由は、PM2.5の被害を防止できる上、建築費が1平方メートル当たり80万~120万ウォン(約8万~12万円)と室内体育館(約200万ウォン=約20万円)より安いため。また、設置にかかる期間も3、4カ月と比較的短く、地震にも強いという。米国などではすでに多くの場所に設置されており、大気汚染が深刻な中国でも設置が進んでいるという。
ただし、同庁は「建築法にエアドームに対する明確な定義がないため、安全管理の規定など法の改正が必要」と判断している。さらに学校の建物や近隣ビルの日照権を侵害する可能性も指摘されているという。同庁関係者は「大気汚染が深刻な地域に優先的に導入する案を検討している。評価の分析や法の改正などが必要になるため、時間をかけて妥当性を検証する」と述べた。
これに韓国のネットユーザーからは多くのコメントが寄せられているが、その大部分を否定的な声が占めている。「また税金の無駄遣い?」「業者によるロビー活動があったに違いない」「誰が考えたの?個人のお金で設置してほしい」「子どもたちは1日中、学校で生活するわけでもないのに、そんなものいる?根本的な部分を解決するべき!」「長い目で見ると、体育館を建設した方がいい」「PM2.5がひどい時は室内で授業をすればいいだけ」「太陽の光を浴びることも大切」「そんなものの中で運動したら、子どもたちが窒息しそう」「積もったPM2.5の掃除は誰がどうやるの?」などの意見が見られた。(翻訳・編集/堂本)
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